家「無敵モードじゃなかったんだ!」
http://reco.jfn.co.jp/podcasts/tokyo/16shot/
え「高橋名人の『16SHOTRADIO』 毛利名人との対決裏話に家主さんが感動しています(笑)」
家「高橋名人って、子供の頃は単なるヒーローだったけど、今インタビューとか読むとホントに人格者だなーって思うね。やっぱりゲームは一日一時間だよ」
え「家主さんちでも、一日一時間だったんですか?」
家「いや、うちでは週のうち火・木・土のみ、一時間だけ許可された。でも二人兄弟だったから、『二人で一緒に遊んだら2時間できる!』っていう裏技を使用(笑)」
え「今からじゃ考えられない光景ですよね。ファミコン日が決まってたなんて」
家「クラスメイトの中には、毎日何時間もやりこんじゃってる奴もいたんだけど。それに対抗するため、ゲーム雑誌を隅から隅まで読み込んでさ。俺はファミ通じゃなくてファミマガ派だったんだが、やってないゲームまで裏技とか隠れキャラとか丸暗記して、学校で披露するわけですよ(笑)」
え「ヤな小学生」
家「ゲームに詳しいかどうかでクラス内の人気が決まったのだよ!当時は!」
 
家「よく考えると、週に3時間(兄弟あわせても6時間)しか遊んでないわけだから、実時間では俺の生活をそれほどファミコンが占めていたわけじゃないのね。でも、生活の軸というか、ファミコンが中心に時間が流れてたのは確かなんだ。
 当時はネットなんてないから、情報は基本的に口コミでさ。口コミだから、途中で間違って伝わることも多いわけよ。俺の近所で面白かったのが『ルイージVSルーイジ』論争」
え「なんですかそれ」
家「マリオは『マリオ』じゃん。間違えようのない名前。でもルイージは伸ばす場所を間違って『ルーイジ』って呼んでる奴がいたの。で、そいつの仲間内では『スーパーマリオの2Pキャラはルーイジ』で定着しちゃってたのね。
 もちろん説明書を読めばルイージだってすぐわかるんだけど、当時はファミコン自体が一家に一台もなかった時代で、ゲームソフトも互いに貸し借りするのが普通だったから、スーパーマリオも『クラスの誰もが遊んだことのあるゲームだけど、実際にソフトを持ってるのは一人だけ(しかも今誰が持ってるのかわからない)』みたいな状態だったわけ。だから確認されることもなく『ルーイジ』なんて呼称が伝播していっちゃったと」
え「ふーん。まあ、子供の間ではときどき、世間の常識とは違う常識がまかり通ることがありますけど、それもそんな感じですかね」
家「ちなみに俺は『ルーイジ』派だった(笑)」
え「もしかして家主さんじゃないですか、その呼び名を広めたのって!?」
家「近所のガキ大将をつとめたうちの兄貴と、その参謀役だった俺が『ルーイジ』派だったことが論争を激化させた可能性は否定できない(笑)」