↑の続き。

 曖昧な記憶ばかりで書いてちゃいかん、ということで調べる。
 そもそも、俺が『3D movie maker』(以下3DMM)を知ったのは、当時アスキーから発売されていた雑誌『ソフコン』誌上であった。『ソフコン』は、ソフトウェアコンテストの略。つまり、自主制作のゲームやツールなどを紹介する雑誌だったのです。ちょうどSFC版の『RPGツクール』が発売されて、ゲームづくりがちょっと盛り上がった頃だった。わずか10号で廃刊になってしまったけど、RPGツクール史上に残る大傑作『コープスパーティー』 http://www.enterbrain.co.jp/gamecon/a_con2.html を世に送り出したという点だけでも、『ソフコン』の功績は大きい。システム的には平凡だったが、ぬいぐるみを主人公にしたRPG『ぬいぐるず』も忘れられない名作だった http://www2s.biglobe.ne.jp/~GGD/game/nuigles.html 。
 で、手元に一冊だけ『ソフコン』第9号(1996年 冬号)が残っていたので、めくってみた。付録CD-ROMに、『RPGツクール95』の体験版や、『ホームページビルダー』の体験版(!)が収録されている。ちなみに必要なシステムは「win95 CPU:486sx 33MHz メモリ:8MB ハードディスクインストール専用」となっている。今から見ると、笑っちゃうしかない。
 さらに記事を読むと、「ソフトベンダーTAKERUの撤退」がニュースになっている。当時を知る人間には涙なしには読めないのだが、知らない人には「ブラザーミシンとパソコンに何の関係が?」であろう。花王だって昔はフロッピーディスクを作ってたんだぞ。
 さらには、投稿コーナーのイラストを、今は亡きねこぢる先生が描いていたりして、ああもう! ねこぢるさーん! さーん! さーん! ←エコー
 完全に話が逸れてしまったので戻す。ともかく、3DMMはそーんな大昔のソフトに発売されたソフトである。
 にも関わらず、“3DMM”で検索すると、海外も含めて結構ヒットする。日本ではここ↓が大手?
 http://www7.big.or.jp/~shizuku/
 10年近く経っても、まだ生き続けているソフトというのも珍しい。やっぱり、早すぎたソフトだったんだなあ。