家「最近流行の『おっくせんまん!』ですが」
え「ロックマン2のDr.ワイリーステージの曲に歌詞を付けたやつですね」
家「いくつかバージョンがあるけど、俺はやっぱりVersion ゴムを推薦する! この熱いシャウトが魂を揺さぶる!」
http://www.youtube.com/watch?v=XmaltChJnV0
え「えー。えむはVersion 小宮真央がきれいで好きなんですけど」
http://www.youtube.com/watch?v=3KvLYBHoMwY
家「ロックマンをなめるな!」
え「なんですかそれは(笑)」
家「きれいとかそういうゲームじゃないんだよ、ロックマンは!
 漢の尊厳を賭けたバトルなんだよ! 何度も傷つき自分の力不足に打ちひしがれながらも、勝利への希望を捨てずに戦い抜く、そういうゲームなんだよ!
 たとえ後付けの歌詞とはいえ、うわべだけなぞってもらっちゃ困るね!」
え「分かった分かった、落ち着け」
 
家「でもねー、ホントによくできた歌ですよ。ロックマンやってる時って、ホントにこんな気分だから」
え「ウルトラマンセブンな気分? しかも正確にはウルトラセブンだし」
家「いや違うって。ロックマン自体はXになったりエグゼになったりで、20年ぐらい続いてるシリーズだけど、ファミコンの無印『ロックマン』シリーズにしか無かったものがあるのだよ」
え「それは?」
家「孤独感っていうのかなあ。独りぼっちで過酷な世界に投げ出されたような感覚。当時のグラフィック性能の問題で、背景が空虚なのも原因だと思うけど。そこがよかった。そういう、孤独の中で戦う男のハートを感じるわけですよ。このボーカルバージョンからは」
え「いるんですよね、何かにつけ『昔は良かった』って言うおじさんが」
家「悪かったな! でも、アクションゲームは孤独な方がいいよ。自分の力で道を切り開いてるって実感が湧くから。ロックマン自体がホント、HP制で敵弾に傷つきながらも必死に前に進むって感じのゲームだから、キャラはPOPなんだけどどうしても明るいイメージが無いんだよね。ストイックなのだよ」