家「とうとうポニふりにかなえ仮面が登場したわけなんだけど」
え「ちょっと待ってください、なんですか『とうとう』って」
家「実は、あれは構想14年に渡るキャラでな」
え「ウソつけ」
家「これが本当だから現実はオソロシイ。中学時代の古文の授業で、徒然草を習ったときに生まれたキャラなんだよ。
 当時は仁和寺レンジャーを名乗っていたんだが」
え「何でもレンジャーって付ければいいわけじゃないですよ!」
家「教科書捨てちゃっただろうなあ。教科書の端にラクガキしたんだけど。仁和寺レンジャー。
 日本各地のお寺の住職が集まって護国戦隊ブツレンジャーを結成するという話で」
え「どこからつっこめばいいんですかそれ」
家「東大寺の大仏と鎌倉大仏が合体変形してさらに巨大な大仏に! とか考えてたんだけど」
え「なんだこの中学生」
家「ちゃんと元ネタはあるんだぞ。富士見ファンタジア文庫の『悪の江ノ島大決戦』って小説で、主人公が極秘にロボット化された鎌倉大仏の中に乗り込んで戦うという話が」
え「……そこだけ聞くと、よっぱらいのたわごとにしか聞こえませんが」
家「ああ、とまとあき先生は今どうしてるんだろうなあ。って、本業は放送作家だから小説は副業なんだけど。検索してもでてこないや……寂しいなあ。ファンだったのに」