家「またもや仕事の都合で、アニメ『魔法使いサリー』(初代)の第一話を見ることになったんだけど」
え「マハリクマハリタヤンバラヤンヤンヤン〜♪ の、サリーちゃんですね」
家「初代ってついてるのは平成版サリーちゃんもあるからなんだけど、俺が見たのは昭和41年のサリーちゃん。これがなんとモノクロフィルム!」
え「え、白黒の時代だったんですか、サリーちゃん」
家「なんかDVDに付いてた解説書には、放送の途中からカラー化されたとか書いてあったな。でもまあ、そんなことはいい。
 はっきり言ってショックだった。奴は初代にして最強の魔法少女だ。どれくらい最強かといったら、X-MEN VS サリーちゃん』って映画が出来たら間違いなくサリーちゃんが勝つ、ってぐらい」
え「なんですかそのB級映画は(笑)」
家「最近の魔法少女RPGに出てくる魔法使いの延長みたいなイメージだから、攻撃は派手だけどあんまり無茶な魔法は使わないじゃない。
 サリーちゃんはすげえぞ。ママのドレスを内緒で着て、『まあ、ちょっと大きすぎるわね』って指で触っただけでスカートと袖を短くしちゃうんだぞ。第一話のオープニングでこの展開。
 さらには『ママもパパも遊んでくれないし、つまんないな。家出しちゃおうかな』ってものすごい発言を」
え「家出!(笑)」
家「さらには魔法でビルを丸ごと一個建てちゃったり、強盗に捕まった友達を助けるために壁をすり抜けたり、もうやりたい放題。奴に不可能の文字はない。
 しかもこれだけやってのけるのに『サリーはまだ、魔法を半分も覚えていないんだぞ!』(サリーのパパ:談)というからもう」
え「将来がオソロシイですね」
 
家「まあともかく、面白いですよサリーちゃん」
え「とってつけたように……」
家「いや、これはホントだってば(笑)」