正解率1%

 ……というのが、『ひぐらし』の売り文句である。ずっと引っかかってるんだけど、なんの正解率なんだ?
 どこかで「βテスターの推理の中で、正解していたのが1%」という説明を読んだんだけどさ。そもそも、その人たちはなにを推理したんだろうか? 全シナリオに共通している「毎年起こる祟り」を解き明かしたのか、それともシナリオによって異なる「今年の祟り」を解き明かしたのか。(暇潰し編のオープニングでも、そんなことをいってますな)
 なんでそこにこだわってるのかというと、『ひぐらし』の原作が一幕ものの戯曲だというのが引っかかってるからです。この作品がどんな内容だったのかは窺い知れないのだけど、舞台劇で推理ものってのは、はっきりいって「ありえない」。作者も「プチホラー作品だった」といってるし。
 つまり、原点にあるのはミステリーではなくホラーなんだ、ということ。雛見沢で発生する怪奇現象の構造を解明すること=『ひぐらし』を推理すること、だと思うのです。ここまで言って、全部人災だったら大笑いなんだけど(笑)。