体操 男子団体

 ずっと放送を見ていたけど、すごかった。いや、文句なしですよ。素人が見て分かるものか、と思うけど、分かっちゃうからこれが驚き。どの国も、一人ぐらいはスター選手がいて、9.8辺りの高得点を出す。だけどこれは団体戦。他の誰かが足を引っ張れば、せっかくの高得点も水の泡だ。「これはすごい!」という選手は、素人が見てもすごいし、「こりゃダメだ」という選手は素人が見てもダメなんである。相対評価だから。
 その点で、日本チームはずば抜けて安定していた。特に最後の鉄棒はすごかった。ニュース番組で観た人も多いだろうけど、離れ技でも流れがまったく途絶えず、着地もきれいに決める。三人とも9.7〜9.8というのは、他のチームなら全員スタークラスの実力を持っているということだ。

 さて、その一方で、『男子 新体操』という日陰の競技がある(笑)。まるで某ドラマの男子シンクロをホーフツとさせるが、これが結構……いや、かなりかっこいい。
http://www.jpn-gym.or.jp/goods/video/2003/ar/01.html
 イメージとしては、少林寺拳法の演舞を観てる感じかな。道具も使ってるし。二匹目のドジョウじゃないけど、男子シンクロに続いて男子新体操のドラマを作ってもいいんじゃないだろうか。