ヴィドック

 またまた深夜の映画。だって夜型だもん。おかげでB級映画の知識ばっかり増えて困っちゃいます。『パロディ放送局UHF』とか。
 それはともかく、『ヴィドック』である。フランス革命期に実在した探偵ヴィドックが主人公の探偵もの……ではない(笑)。全体としては探偵ものなんだけど、別に推理シーンがあったりはしない。聞き込み→移動→聞き込みという感じで、特に「え、そんな!」というシーンもないし、犯人が錬金術師ということでちょっと非科学的な解決をしているのも探偵ものにふさわしくない。じゃあホラーか? アクションか? うーん。
 でも、映像はすごい。これだけでも価値がある。個人的には、当時のパリの様子を知るための資料として是非ともDVDを買っておきたい作品。