紅白

 今年のNHKはいろいろ不祥事があったので、紅白は見ない!
 ……というわけで、ラジオをつける(笑)。いやあ、すっかりラジオっ子になってしまったなあ。絵を描きながら聴けるからさ、どうしてもTVよりラジオになっちゃうの。
 しかし、これがいけない。なにがって、『マツケンサンバ2』である。親切なことに、いちいち詳しく実況してくれるんだけど。「あ、2階建てのお城が! 中から松平健さんが! スパンコールが! 金ラメが!」……なにがおこってるんだあああああああ!
 それにしても、マツケンサンバは久しぶりに音楽の力を感じさせてくれる名曲。今、この時代だからヒットしたともいえる。「ええじゃないか」音頭みたいなもんですな。だからこそ、体の底からわき上がるものを感じる。
 同じように力を感じる曲と言えば、ゆずの『栄光の架橋』。こういう真っ直ぐな曲は、白けちゃう人と泣いちゃう人と、二つに分かれると思うんだけど、俺は断然後者。
 暗い時代に対して、正面からぶつかったゆずと、徹底的にバカになったマツケン。この2人(?)がいれば、白組の勝利間違いないと思ってたんだけどな〜。残念。
 さだまさしの『遙かなるクリスマス』は、NHKのささやかな良心だと信じます。