伏線

 何度か書いたことだが、『かなえの中学生日記』は半年以上前にネームを切った作品である。だから、今見るとアラが目立つ。その中で一番「やっちゃった」感のあるのが、『書類を出し忘れたシーン』を描いていないというミス。ネームを切っている時は「書類を出すシーンが無いんだから、出してないってことで通るだろう」と思ってしまったわけだが、実際に読んでみると「出していないことを描く」必要があったことに気づく。伏線を張っておくべきだったのだ。